確率・統計的出し方の例
(純粋のAA型・BB型の人の含まれる割合)
日本人のABO式の血液型の比は、A型、O型、B型、AB型の順で
概略、 4:3:2:1の比と言われている。
これを元にAA型、AO型、BB型、BO型の血液の人を統計的に推定する。
A型の遺伝子を持つ確率:Pa
B型の遺伝子を持つ確率:Pb
O型の遺伝子を持つ確率:Po
これは、確率なので、
Pa+Pb+Po=1
遺伝子は、各自が2本もっているので、
A、O、B、ABの順に
A型 O型 B型 AB型
(Pa+Pb+Po)^2=(Pa^2+2Pa*Po)+Po^2+(Pb^2+2Pb*Po)+2Pa*Pb
—-<結果>——————————————
以下の連立2次方程式を解く。
★AA型の人とAO型の人の割合の式
Pa^2+2Pa*Po=0.4 ①
★AB型の人の割合の式
2Pa*Pb=0.1 ②
★O型の人の割合の式
Po^2=0.3 ③
★確率の定義
Pa+Pb+Po=1 ④
これら①~④を解くと、
Pa=0.45/(Po+1)= 0.45/(√0.3+1)≒0.2907
Pb=1 – Pa – Po≒1-0.2907 – √0.3=0.1615
Po=√0.3≒0.5477
————————————–
AA型の人:Pa^2≒0.084 (8.4%)
AO型の人:2PaPo≒0.3184 (31.84%)
BB型の人:Pb^2≒0.026 (2.6%)
BO型の人:2PbPo≒0.1769 (17.69%)
————————————— 2021.11.4 修正
<追記>
3変数(Pa、Pb、Po)で、4式(①ー④)もあるので厳密な計算は破綻する。 なので、
あくまで概算推定。 もっとゆうと Pb^2+2Pb*Po=0.3も含め、5式ある
これについては、こちらで考察してみる。